日本酒 地酒販売店 酒仙境みつる《 店主の挨拶 》

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地酒の店 酒仙境みつる 店主の挨拶

地酒の店 酒仙境みつる 店主のあいさつ

店主 井上 満
店主 井上 満

 佐賀のチベットと云われた上場大地。
この東松浦半島の北端に西行が、『これより西に山もなし 月の入野や限りなるらん』という句を残した入野村があります。
棚田が点在し、畑にはさつま芋や麦などのわずかな作物しか育たなかった頃、ここに入野杜氏と呼ばれる酒造りの技術をもつ人たちがいました。
冬場の農閑期に、酒造りに出稼ぎする慣わしが古くからあり、貧農の長男に生まれた私は家督を継ぐため、中学を卒業した年の秋から唐津の酒蔵で働くようになりました。
夢や希望があり、貧しくてもすべてが輝いていた時代ー、あれから40年が経過しました。

 現在、国民のアルコール消費量に占める清酒の割合は8%台に下がり、とても国酒とは呼べません。
それは、「造らなくてもいいよということではないの?」と話してくれた人もいますが、それを受け入れることはできません。
蔵人が一冬家族と離れ、丹精を込めて造り上げた酒です。売らないと次の酒を造ることができません。
また、一方では酒蔵で働く蔵人の減少も深刻です。日本酒造杜氏組合連合会の会員数は、発足当時二万八千名だったものが、この40年間で七分の一の四千名に激減し、清酒業界は大きく変わろうとしています。
先人が残してくれた伝統技術を守り、次の世代に渡すべく努力をするなかで私が掲げたものは、先ず、酒造技術の向上でした。
次に新商品の開発、そして販売促進です。
現在の消費者のニーズにマッチした新しい日本酒の可能性を求め、全国の銘酒蔵で修業して来ました。

 このたび私は、過去七年間蔵元のサイトで培った通信販売の経験を小売業で生かすことになりました。
酒類の小売免許を取得し、開店することにしたのです。
小売業という原点まで戻り、酒を造る者が販売まで責任をもって商品を提供するための拠点づくりです。
店舗で扱う商品は肥前杜氏の私自身が造る酒のみ販売しています。
かぎられた商品のなかで自己を表現し、お客様のニーズに応える商品開発を進めて参ります。
キメの細かいサービスは勿論のこと、お客様のニーズや感想などいち早く次の造りに反映させることができますし、皆様に喜んで飲んでもらえる酒を造り、それを一人でも多くの人に届けたい。
そのために『酒仙境みつる』は最善の努力をいたします。
酒仙境とは、美味しいお酒を身体を壊すことなく、楽しく飲んで健康に暮らす世界のことです。
『酒仙境みつる』に末永くご愛顧を賜りますよう伏してお願い申し上げます。

地酒の店 酒仙境みつる 肥前杜氏 井上満プロフィール

肥前 上場の見事な夕映え
上場乾燥台地の小さな入り江に面した半農半漁の村に
生まれた私は、50年以上も見慣れた風景だが、
この日はすべてが違っていた。
あまりの美しさに無我夢中でシャッターを押したあと、
「宝物」は、いつもそばに在ることを知った。

杜氏略歴

  • 昭和26年 佐賀県唐津市肥前町納所生まれ。
    中学を卒業した年の秋から、全国の銘醸蔵(佐賀、宮城、兵庫、静岡、広島、福岡)で杜氏修業。
  • 同59年 (社)南部杜氏協会 客員杜氏となる。
    現在は(社)九州杜氏組合 肥前支部に所属し、松尾酒造場に勤務。有田郷の豊かな自然の中で名水と出会い、日本酒の新たな可能性を追求している。

杜氏受賞歴

  • ☆福岡国税局酒類鑑評会 局長杯受賞他・16年連続金賞、優等賞24回 受賞
  • ☆全国新酒鑑評会  6回受賞
  • ☆全国日本酒コンテスト  グランプリ受賞2回
  • ☆第14回国際酒祭り  最優秀杜氏賞

趣味

  • 座禅  臨済宗少林寺に参禅。広高正道玄空和尚禅師より『休甫居士』を拝受
  • 読書  中世の随筆文学、近代日本文学
  • スポーツ  ソフトボール、テニス、陸上競技
  • 芸術観賞  書、絵画、陶芸
  • 写真  ホームページの写真を自分で撮っています。

※ 参考資料 「新しい日本酒の話」 稲垣眞美著 文芸春秋社 文春新書  平成14年

 

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